灯籠流し

ひとりでお墓参りに行き、ひとりで過ごすことの多かったこれまでとは異なり、今年は弟や甥っ子・姪っ子たちも集まり、賑やかなお盆になりました。会社勤めだったころは、お盆休みの長さが気になったものですが、たっぷり1週間とれる会社もあれば、最近では業種によっては特にお盆休みを設けず、分散してお休みをとるところも多いようです。

自分自身を振り返ってみても、お盆休みは長い間「夏休み」と同じで、ちょっと長めのお休みと言った感じでしたが、家族を亡くしてからは大切な行事になりました。

「混んでいる時期に移動する意味がわからない」-お盆休みに限らず、GWなどでも道路が混むたびに耳にする発言です。確かに「ハイシーズン」は道路は混むし、ホテルも高い… でも、みんなが一斉にお休みがとれる時期だからこそ帰省するのではないでしょうか。昔からの行事と言うのは、やはり大切にしたいと個人的には思っています。

今年は、こちらで久しぶりに迎えるお盆と言うこともあり、恒例のお墓参りに加え、灯籠流しに参加することにしました。前に住んでいたところでも、初盆のときに2回ほど灯籠流しに行ったことがあります。お城のお堀に灯籠を浮かべ、最後は回収する形でしたが、伝統とエコを上手に両立させているのに感心したものです。

今回の灯籠流しは、いかだの上に灯籠を並べ、川に流すスタイルですが、灯りのともった灯籠はとてもきれいでした。街の中心街は子どもの頃からよく行ったデパートは残っているものの、周囲の景色はだいぶ変わってしまっています。何より驚いたのは、川がとてもキレイになっていたことです。悪臭漂うイメージは一変し、風が吹けば漂うのは海の香り… 夕方のひととき、素敵な時間を過ごすことができました。

灯籠流しと言えば、長いこと「精霊流し」のことだと思っていました。実はその逆で、灯籠流しが一般的で、一部の地域のみ「精霊流し」と言うんだそうです。

「精霊流し」と言えば、さだまさしさんの曲が有名ですよね。亡くした恋人を想う静かな曲のイメージから、長崎の精霊流しを見た人は、あまりのギャップに驚くとか。それもそのはず、長崎の精霊流しは、爆竹を鳴らしながら精霊船を引くと言う賑やかなもの。さださんの影響力と「精霊流し」と言う曲の持つ力に感心することしきりです。

お盆が過ぎれば、地元を離れて仕事についた人たちが次に集まるのは、お正月休みになります。それまでには、「●●の秋」があるわけですが、●●の部分に何を入れるかは人ぞれぞれですよね。私自身は例年、食欲の秋を満喫し、それに尽きると言ったところですが、今年はちょっと仕事も頑張りたいかなーと思ったりしています。

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